#Solution

コア人事の動向

「コア人事」とは、人事管理や給与計算などの人事業務のなかの基幹的な業務を指します。定型業務が多いため、業務の効率化を目的に古くからシステム化が進んでいる業務でもあります。 最近「DX（Digital Transformation）」が注目されていることもあり、制度/業務改革とシステムの刷新を組み合わせた「コア人事」のDX化を検討されるケースも増えてきています。 まずはクラウド化や社内申請の電子化によるテレワーク対応から着手し、その後グループ会社ごとに別々だった人事/給与システムの統一化を進めるケースも多くなってきています。
一方で人事情報の活用ニーズも高いものがあります。部内で散在している人事データの一元管理から、自社のみでなく、グループ企業の情報も含め横断的に参照・加工できるシステムを導入されるケースまで様々です。 いずれもレベルの違いはあれ、人事データを「見たい時に」「見たい情報を」「見たい形で」参照する「人事データの可視化」を目的としています。

実施すべき対策

「コア人事」は人事業務の中の基幹業務であり重要度の高い業務ですが、定型的な業務が多い領域でもあります。従って、「組織」「制度」「業務プロセス」「働き方」等の改革とシステム活用を並行して進めることでDX化の効果が期待できる領域と言えます。
具体的には、以下のアプローチを段階的に実現することによるコア人事のDX 化が考えられます。

• テレワークでも業務処理を可能にする人事/給与システムのクラウド化
• 社内申請のデジタル化
• グループ企業ごとに行っている定型業務の集約化（シェアードサービス化）
• グループ内人事制度の統一と人事/給与システムの共通化
• グループ会社も含めた人事情報の一元管理と活用推進